ボクシングのダブル世界戦(21日、東京・有明コロシアム)に出場するWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)と挑戦者リカルド・ロドリゲス(27=米国)、IBF世界ライトフライ級王者・八重樫東(34=大橋)と暫定王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)の4人が20日、都内で前日計量を行い、全員が一発でパスした。

 今回がV5戦となる井上はリミットちょうどの52・1キロでパス。「プロである以上、お客さんが興奮して『また見たい』と思ってくれるような試合がしたい」。具体的な中身については「前半は触れさせないで、後半は一気に仕留めにいく。倒しにいく時は接近戦になるので、面白くなると思います」と説明した。

 一方の八重樫は「勝てればいい、という試合になると思う。今回は相手が相手(暫定王者)なので集中したい」と、珍しく言葉少なだった。