佐藤圧勝判定でV2

2013年01月01日 16時43分

 ボクシングの世界戦5試合が31日、東京(大田区総合体育館)と大阪(ボディメーカーコロシアム)で行われた。東京のトリプル世界戦はWBCスーパーフライ級王者・佐藤洋太(28=協栄)が注目の日本人対決で赤穂亮(26=横浜光)を判定で退けV2に成功。WBAスーパーフライ級では河野公平(32=ワタナベ)がテーパリット・ゴーキャットジム(24=タイ)に4回2分8秒KO勝ちして新王者に輝いた。

<WBC世界スーパーフライ級戦(東京)>ボクシングをした王者・佐藤と、ケンカの延長だった挑戦者の赤穂。終盤は激しく殴りあったようにも見えた両者だったが、差は歴然としていた。

 1回はお互いに様子をうかがって手数がほとんどない。2回からは佐藤が左ジャブを有効に使って自分の距離をきっちり作る。赤穂も強打を打ち込んでいるようにも見えるが、きちんと当てられる距離ではないため、ジャッジは評価せず。4回終了時の公開採点は3人のジャッジすべてが40—36と佐藤にフルマークをつけた。「皆さんにはもの足りなかったかもしれないけど(作戦が)はまりました」と話した佐藤。赤穂は171センチとSフライ級では長身な王者対策として、上の階級の大柄な選手とのスパーリングを積んでいた。だが協栄ジムの金平桂一郎会長は、試合前にそれを聞いて「変則スタイルが持ち味の佐藤対策をするには、佐藤洋太とやるしかないんです。他の誰とも違う」とニヤリ。まさにその通りの展開だった。

 終盤も危なげなく5〜8点差の3—0圧勝判定でV2に成功。キャリアの世界戦3試合はすべて判定だが、今年世界戦で3勝したのは国内で唯一だ。

「来年は4試合したい」と話す佐藤。WBO、IBFが認可され、さらに軽量級の王者が増えることが予想される2013年は、ファンを満足させる内容も求められることになる。