【ボクシング】V12戦の山中 あえて水を飲む意外な減量術

2017年03月01日 16時30分

調印式を終えた山中(右)とカールソン

 WBC世界バンタム級タイトルマッチ(2日、東京・両国国技館)調印式が28日に都内で行われた。12度目の防衛に臨む山中慎介(34=帝拳)は同級6位カルロス・カールソン(26=メキシコ)戦に向け「一方的に殴って勝つことを目指してきた」とKO宣言した。

 

 帝拳ジムの浜田剛史代表(56)は「試合のたびに調整がうまくなっている。今回も調子がいいけど、本当の絶好調はあさって(の試合)にもってきてくれるはず」と話したが、その調整法について山中は「減量のときは、水を飲んで汗を出すんです」と説明する。

 

 体重が落ちにくい冬場の減量は水分を制限すると思われがち。しかし山中のフィジカルを担当する中村正彦トレーナー(42)は「脱水状態では運動量を上げられません。例えば500グラム落とす必要があるとしたら、100グラム水分補給してガンガン動いて700~800グラム落とすイメージです」と解説した。

 

 食事制限もある減量中は低血糖の状態になりがち。そこでさらに水分も不足してしまうと「体温調節ができず、汗をかくような運動はできませんから」(中村トレーナー)。水分を制限して体内に取り込む“重さ”を減らすことは減量にプラスではない。むしろ適度に補給し、しっかり動いた方がいいわけだ。

 

 あるブックメーカーでは山中のオッズが1・06倍、カールソンは8倍、ドローは33倍と王者の圧倒的有利を予想。山中は国技館での試合とあって「いま、相撲が盛り上がってますけど、それに負けないよう盛り上げる試合をしたい」と新横綱稀勢の里への対抗心を語った。そのために必要なのは「神の左」でのKOだ。