3月2日に東京・両国国技館で12度目の防衛戦に臨むWBC世界バンタム級王者・山中慎介(34=帝拳)と挑戦者の同級6位カルロス・カールソン(26=メキシコ)が27日、都内で予備検診に臨んだ。

 山中は昨年9月、アンセルモ・モレノ(31=パナマ)に7回TKO勝ちしたV11戦の予備検診より、リーチが2センチ長くなったことが判明。「左を調子よく打てていたので、少し伸びたんじゃないですかね? 試合でもいい感じで打ち込めると思います」と30代半ばにして“驚異の成長”を遂げた理由を、冗談を交えて説明した。

 一方のカールソンは初対面した王者について「安心した。(勝利への)自信が持てた」と余裕を見せる。前日(26日)には都内を観光したそうで「街がとてもきれいで気に入った。明日、試合をやってもいいぐらい体調もバッチリだよ」と終始明るい表情で話した。