【格闘技情報局】

 デスク:昨年末のボクシングの結果はだいたい予想通りだったな。

 ボクシング担当記者:小国以載(28=角海老宝石)のIBF世界スーパーバンタム級王座奪取には驚きましたが、あとはサプライズはありませんでしたね。

 デスク:興行ラッシュに加わらなかったあの男はどうしていたんだ?

 記者:亀田三兄弟の三男で元WBO世界バンタム級王者の和毅(25=協栄)ですね。自宅で家族と過ごし、テレビ観戦で試合をチェックしていたようです。特に小国の試合には「びっくりした。作戦勝ちだと思う」との感想でした。年内の世界奪取に向け、和毅陣営は小国も「タイミングが合えばやりたい」と標的の1人に加えました。

 デスク:その和毅に動きがあったようだな。

 記者:5日の会見で長男の興毅氏(30)とともに「チーム和毅」の結成を宣言しました。興毅氏がトレーナーライセンスを取得予定で、チーフトレーナーに就任します。今後はセコンドに就くことが可能になります。

 デスク:その光景って前に見たような…。

 記者:今度は興毅氏が父・史郎氏(51)の代わりを務めることになりそうです。「チーム和毅」は協栄ジムの金平桂一郎会長(51)の発案とはいえ、実質、興毅氏が主導しますからね。興毅氏は自身を「監督」と称し和毅の引退後も見据え選手を増やしていく構想で、他のトレーナーやメンバーも自身の目で見定め、ボクシング界へ本格復帰するつもりのようです。

 デスク:名前を「チーム亀田」に変えたほうがいいんじゃないか…。