30日に東京・有明コロシアムでIBF世界ライトフライ級王座V2戦に臨む八重樫東(33)と、プロ2戦目を行うロンドン五輪銅メダリストの清水聡(30=ともに大橋)が17日、横浜市内のジムで練習を公開した。

 八重樫はサマートレック・ゴーキャットジム(32=タイ)と対戦する。今回のメーンイベンターで現WBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(23=同)がWBCのLフライ級王者だった2014年9月に対戦し、11R・TKOで退けた相手だ。この時は4、6Rにダウンを奪うなど一方的な展開だったが「あれは尚弥が相手だったから、ああいう展開になった。タフで好戦的な選手」と警戒は緩めない。

 5月のV1戦前に肩を負傷した影響で、8か月近いブランクを経ての試合となるが「年末にたくさん世界戦がある中で、『八重樫の試合も面白かったね』と言ってもらえるように頑張りたい」と意気込んだ。

 カルロ・デメシーリョ(20=フィリピン)と拳を交える清水は「アマでの戦績が多いわりに、コンパクトじゃなく大振りしてくるタイプの選手なので、一発をもらわないようにしたい」と話した。