31日に東京・大田区総合体育館で行われるWBA世界ライトフライ級タイトルマッチで5度目の防衛戦に臨む田口良一(30=ワタナベ)が16日、公開練習を行った。

 あえて16戦全勝(13KO)の強豪カルロス・カニサレス(23=ベネズエラ)を指名し臨む一戦。「充実したスパーリングができている。KOができれば盛り上がるのでチャンスがあればやりたい」と、意気込んだ。

 同じ日のメーンイベントで、ジムの先輩である前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(37=ワタナベ)が現スーパー王者ジェスレル・コラレス(24=パナマ)へのリベンジマッチで復帰する。「勝って内山さんの試合に弾みをつけたい。先に試合をする自分が負けたら内山さんの士気が下がる。絶対に勝ってつなげたい思いが強くある」(田口)と、特別な思いを語った。