史上初BOX世界王者出身大統領も ドゥテルテしのぐパッキャオ人気

2016年11月25日 15時40分

国民的人気ならドゥテルテ大統領より上のパッキャオ氏

 プロボクシングの元6階級王者で、現WBO世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(37)が24日、東京・永田町の自民党本部で開かれた「自由民主党ボクシング振興議員連盟」の懇親会に出席した。

 

 今月5日(日本時間6日)、パッキャオは米ラスベガスで行われた復帰戦で、WBO世界ウエルター級王者のジェシー・バルガスに3―0で判定勝ちし、昨年5月以来の世界王座に返り咲いた。

 

 同議連は、2020年東京五輪・パラリンピックでボクシングのメダル獲得に向け、パッキャオの力を借りてアマチュアボクシング選手の強化を図るプランを練っている。

 

 パッキャオは「日本で私のジムができるので、頻繁に来日することになる。いい選手を見つけ、東京五輪で日本選手が金メダルを取れるようにしたい。日本とフィリピンの関係を強化したい。私のボクサーとしての経験、能力をシェアして、若者に伝授したい」と意気込みを語った。

 

 フィリピン南部ミンダナオ島の貧しい家庭に育ったパッキャオ。16歳でプロデビューし、19歳で世界王者となった。

 

 また、現職の政治家としての顔を持つ。2010年にサランガニ州の下院議員、今年5月の上院議員選挙で「この国の最大の問題は貧困。貧困に打ち勝った経験を政治に生かす」と訴え、当選した。

 

 パッキャオは2020年のフィリピン大統領選への出馬が取りざたされている。果たして世界初のボクシング世界王者出身の大統領は誕生するのか。

 

 同議連の西村康稔衆院議員(54)は「(パッキャオは)体力、カリスマ性、チャレンジ精神がある。フィリピンの下院議員、上院議員の経験も積んでいますから、将来、フィリピン大統領になれる可能性は十分にあると思う。なにより親日家としても知られている。現在のドゥテルテ大統領とも良い関係のようです」と太鼓判を押した。

 

 次々と対戦相手を倒すさまから“パックマン”とあだ名されるパッキャオ。出馬してくれば、国民的人気を誇る“暴れん坊”のドゥテルテ大統領も簡単に食ってしまいそうだ。