WBC世界バンタム級王者の山中慎介(34=帝拳)が居住する東京・中野区の名誉区民に選ばれ、4日に同区役所で行われた顕彰式に出席した。今年6月に中野区が「名誉区民条例」を制定し、山中は能楽師で人間国宝の梅若玄祥氏(68)とともに第1号となった。

 滋賀・湖南市出身で、同区に住んで7年。「ジムまで電車で20分ぐらいというのが程よい距離。近所付き合いもあるし、いい意味で東京らしくないので、居心地がいいんです」と“中野愛”を強調し「現役の間はしっかり稼いで、税金払って区に貢献したい」と地元への恩返しを誓った。

 とはいえ「最近、引っ越しを考えていたんですけど、もうできませんね」と苦笑い。中野区在住王者としてV12を目指すことになりそうだ。