現役続行の内山に会長が「43歳まで王者でいて」の仰天指令

2016年10月13日 16時35分

鍛え抜かれた肉体を披露する内山高志

 前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の“KOダイナマイト”内山高志(36=ワタナベ)に、新たな鉄人ロードが敷かれた。

 12日、都内で会見した内山は「一方的にやられたまま辞めるのは悔いが残った。あとはただ単に悔しい。リベンジしたい気持ちが強かった」と現役続行を正式表明。4月にジェスレル・コラレス(25=パナマ)に敗れて王座から陥落したが、大みそかの再戦で大筋合意しており、リベンジに闘志を燃やしている。

 コラレス戦で連続防衛記録が「11」で止まり、元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏(61)が持つ日本人最多連続防衛記録「13」の更新はならなかった。「前までの防衛を忘れてチャレンジしていきたい」と心機一転の思いを打ち明けたものの、まだ諦めてはいなかったのが渡辺均会長(66)だ。

「数えたんだよね。37(歳)から防衛して15回。41(歳)ぐらいまでにはいく。まだまだいける。43(歳)ぐらいでまだ防衛しているとか、歴史に残る記録をつくりたい」と、11月には37歳になるKOダイナマイトに驚きのプランを指令した。

 内山が11回の防衛を達成するまで約6年かかった。しかし、右こぶしや左ヒジの負傷による休養期間を含めてのもので、順当ならもっと短縮できるという。実際、内山のコンディションも上々で「体は万全」(渡辺会長)。上着を脱いだ内山のボディーは王者時代と変わらない迫力に満ち、報道陣を驚かせたほどだった。内山も防衛記録が途切れたことには「寂しい気持ちと、もったいないことをした気持ちがある」と悔いも残っていることを告白する。

 もちろんアラフォーの肉体で世界を相手に戦い続けることは簡単ではない。渡辺会長の“指令”には、内山のモチベーションを高めるゲキの意味も込められていそうだが、大みそかが新たな挑戦の始まりになるのか。