【W世界戦】和気TKO負けでタイトル奪取ならず 11Rに力尽きる

2016年07月20日 21時21分

グスマン(右)にTKO負けを喫した和気

 IBF世界スーパーバンタム級王座決定戦(20日、エディオンアリーナ大阪)で同級1位の和気慎吾(28=古口)は、同級2位のジョナタン・グスマン(27=ドミニカ共和国)に11R2分16秒TKO負けして王座奪取はならなかった。

 リーゼントボクサーが最後は力尽きた。左右の連打を食らって頭を垂れるような体勢になったところでレフェリーがストップ。コーナーに戻ると、リングにひざまずいて号泣した。

 21戦全てKO勝利というグスマンが、立ち上がりから本領を発揮した。1R「1分経過」の和気陣営からのかけ声が、グスマンにGOサインを出したような形になった。右ストレートは空を切ったものの、まともに被弾していたら即試合終了となっていた…と思わせる強烈な一撃に会場は凍りつく。

 1Rは距離感をつかむような動きをしていたグスマンだが、2Rから一気に前に出て右で2度のダウンを奪う。2度目はスリップぎみだったとはいえ、一気にギアアップしてきた。

 3Rは右ボディーからの左で、5Rには、絵に描いたような右ストレートをヒットさせ、和気に尻もちをつかせた。

 ここは何とか立ち上がった和気だが、ラウンド終了のゴング後にグスマンが放った左フックで“ダウン”する不運も。

 この後にどんな惨劇が起きるのか…会場に何ともいえない不安が渦巻く中で、和気は意地を見せる。

 中盤から運動量が落ちてきたグスマンに対して積極的に左を打ち込む。しかし、カウンターを警戒しながらのパンチには体重が乗っておらず、ダメージを与えることができない。

 最後は地力の差が出たが、序盤に連続ダウンせず、もっとうまくさばいて相手の体力を消耗させていれば…と思わせるような敗戦だった。