23日(日本時間24日)に米国・ラスベガスでプロ11戦目を控えるWBCミドル級4位の村田諒太(30=帝拳)が17日、出発前に羽田空港で取材に応じ「すごくいい練習ができたので、自信がある」と笑顔を見せた上で、試合のテーマを「力まないこと」と話した。

 昨年10月、自身初のラスベガスでの試合(トーマス&マックセンター)は不本意な判定勝ち。今回の試合会場は“聖地”MGMグランドとあって、目の肥えた観客や関係者に少しでもいいところを見せようと思ってしまいがちだ。しかし「そうやって力むと、いいことがない」とはやる気持ちをセーブする。

 とはいえ、世界挑戦へ向けてのカウントダウンが始まっていることを考えると、ラスベガスで変な試合をするわけにはいかない。

 今回の相手は元WBC米大陸ミドル級王者の肩書を持つジョージ・タドニッパ(37=米国)。あっさりと倒すファイトを見せることで、世界へまた一歩近づくことになる。