“九頭身モデルボクサー”高野人母美(28=協栄)がみそぎの公開スパーリングを行った。先月18日、この日行われる予定だった試合を最後に引退を突如ぶち上げた高野。その後、協栄ジムの金平桂一郎会長(50)との話し合いで引退を撤回したが、周囲を混乱させたことのペナルティーとして試合は中止となった。

 代わりに行われた2ラウンドのスパーリングでは、元WBA女子スーパーフライ級王者で現東洋太平洋女子バンタム級王者の天海ツナミ(31=アルファー)と拳を合わせたが、騒動による練習不足の影響か、打ち込まれる場面も目立った。

 スパー後「このたびはいろいろとご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と頭を下げた高野は現役続行を明言したものの、今後の予定は白紙。試合を組んでもらうためには練習で真摯な姿勢をアピールするしかない。