博多が生んだ美女ボクサーが世界へ飛躍する! WBC女子世界ミニフライ級王者の黒木優子(24=YuKOフィットネス)がこのほど、東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪問。美人世界王者は、2016年の目標を「統一王者」と言い切った。

 メークをバッチリ決めて、服は白いワンピース。ボクサーらしからぬ格好で現れた黒木は「男っぽくなりたくてボクシングを始めたわけじゃありませんし『野蛮』と思われているスポーツのイメージを変えるためにも私生活は女の子らしくしています」と説明した。

 趣味は「これでストレス解消しています」という料理づくり。14日のバレンタインデーには、何と200個ものチョコを手づくりする予定だとか。この日のスタイルも特別なものではなく、私服はワンピースが中心という。

 だが、話題がボクシングに移ると格闘家の表情になった。先週末にはメキシコで開催されたWBC女子総会に出席。ここでWBA世界女子ミニマム級王者で、かつては黒木の持つベルトを保持していたアナベル・オルティス(29=メキシコ)から統一戦をアピールされる場面もあった。「偉い人がたくさんいる前で『ハイ!』と即答しました」

 実現に向けた交渉などはまだこれからだが、統一戦まで王座を防衛し続けなければ意味がない。まずは夏前に見込まれるV4戦へ、現在は下半身や体幹の徹底した強化に取り組んでいる。

 整った顔立ちからは殴り合う姿は想像できないが、これまでに鼻骨骨折を2回。昨年12月のV3戦では右まゆ付近を10針縫った。それでも「ボクシングをやってる以上は切ることもある」と意に介さない。

 今月からは、東洋太平洋スーパーフライ級王者で“9頭身モデルボクサー”こと高野人母美(28=協栄)と同じマネジメント事務所に所属することになった。練習拠点はこれまで通り福岡・博多区のYuKOジムだが、東京で試合をすることも増えそうだ。

「だから、合言葉は『博多から全国区へ』です」(黒木)。さらにその先にはもちろん、世界を舞台にして活躍することを見据えている。博多が生んだ美女ボクサーが全国区、さらに世界に飛躍する。