辰吉の次男・寿以輝に難題「試合開催の会場がない」

2016年01月17日 10時00分

辰吉寿以輝

 元WBC世界バンタム級王者“浪速のジョー”こと辰吉丈一郎(45)の次男、寿以輝(19=大阪帝拳)は昨年4月にプロデビューを果たし、3戦3勝の成績で終えた。

 

 昨年は7月の2戦目の前に自転車で転倒するアクシデントがあり、予定より1試合少なかった。アマ経験のない寿以輝に何より必要なのは実戦の経験。

 

 そのため、大阪帝拳の吉井寛会長は「2016年は、できれば5試合はやらせるようにしたい」との青写真を語る。

 

 ところが、ここで大きな問題が立ちはだかる。「ハコ(試合開催のための会場)が、ホンマにないんですわ…」(吉井会長)

 

 寿以輝のデビュー戦は、WBC世界バンタム級王者・山中慎介(33=帝拳)の前座としてエディオンアリーナ大阪第1競技場で行われた。

 

 7月の2戦目は、なみはやドーム。12月の3戦目はエディオンアリーナ第2競技場だった。次戦となる4戦目は今年3月下旬の見込み。年間5試合となると、その後、約9か月で4試合をこなすハイペースでの消化が必要になるが、スケジュールは全くの白紙だ。

 理由は前述の吉井会長のボヤキの通り、会場の確保ができていないから。「東京には格闘技の聖地ともいえる後楽園ホールがあるからいいけど、関西にはそれに相当する所がない。基本的に公共の施設を借りることになるから、何か月も先の分まで予約ができないんです」(同会長)

 

 試合会場が確保できないことには対戦相手との交渉をまとめることもできない。そんな状況で4月以降に4試合をこなすのは至難の業だ。

 

 そこで吉井会長は「試合をやるのは大阪で、というこだわりはありません。どこか東京や関東の興行で、いいお話があれば声をかけてほしいですね」と訴えている。