【ボクシング】井岡一翔 因縁の挑戦者に狙い通りTKO勝利

2015年12月31日 23時13分

レベコ(左)の顔面にパンチをヒットさせる井岡

 WBA世界フライ級タイトルマッチ(31日、エディオンアリーナ大阪)で王者・井岡一翔(26=井岡)が前王者で同級2位の挑戦者ファン・カルロス・レベコ(32=アルゼンチン)を11R1分57秒TKOで下し、V2に成功した。

「中途半端にはいくな」。父でもある井岡一法会長から、そう背中を押されて臨んだ11R。最後は左の連打から右ボディー。昨年4月にベルトを奪い取った相手とのリターンマッチは、狙い通りにTKOで決めた。

 前回は2―1の判定勝利。採点を不服としたレベコ陣営はWBAに提訴。前日(30日)は使用するグローブの色をめぐって40分以上もダダをこねるというドタバタを演じた相手を「必ずKOで決めたかった」と、序盤から積極的に攻め、4Rと9Rにロープ際でKO寸前まで追い詰めた。

「止めてくれ、と思いながら」連打を打ち込んだが、ここは仕留めきれず。それでも最後はレベコを苦悶の表情でのたうち回らせるボディーでリングに沈め「練習でイメージしていたことがはまった。スッキリした」と一翔は会心の笑みを見せた。

 世界戦では約2年3か月ぶりとなるKO勝利。文句なしのフィニッシュだったが、10Rまでの採点では3人中1人のジャッジが2点差でレベコを支持。5、6回は3人のジャッジ全員がレベコにポイントをつけた。

「まだまだ自分自身に伸びしろを感じている。今後も唯一無二の存在になれるように頑張っていきたい」と話した一翔。他団体王者との統一戦も期待される2016年は、さらに強くなった姿を見せて文句なしの勝利を積み重ねたい。