WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(36=ワタナベ)がオリバー・フローレス(24=ニカラグア)の挑戦を受けるV11戦(31日、東京・大田区総合体育館)に向け21日に練習を公開し「5年ぶりの絶好調」と語った。

 5月の前回防衛戦後、長年悩まされた左ヒジの遊離軟骨除去手術を受け経過は順調。内山は「以前はスパーリングを1ラウンドで打ち切ることもあって、これが試合だったら…と不安になったけど、今はそのストレスがなくなりました。3日後に試合と言われても大丈夫」と笑顔で話した。

 19日に米国で元WBAフェザー級王者ニコラス・ウォータース(29=ジャマイカ)とジェイソン・ソーサ(27=米国)が対戦し、引き分けだったが、渡辺均会長(65)は「勝者が次に内山とやることになっていた。内山がケガをしなければ、どちらかとできると思う」と米進出プランに変更はないことを明言した。

 あと3回防衛すれば元WBAライトフライ級王者、具志堅用高氏(60)のV13にも並ぶ。様々な栄光が待つ来年に向け豪快に2015年を締めくくりたい。