左目網膜剥離のため電撃引退した元世界2階級制覇王者で亀田三兄弟の次男・亀田大毅(26)が、第2の人生について“謎かけ”を披露した。

 米ニューヨークで2日(日本時間3日)に8歳年上の夫人と結婚式を挙げた大毅は5日、成田空港に帰国。左目の視力は0・1までに低下し「新しい家族もできたし、片目だけでは厳しいところがある」と引退に至った経緯を明かした。波瀾万丈のボクサー人生も「亀田大毅としては完璧だった」と悔いはなし。ベストバウトには初めて世界王者になった2010年2月のWBA世界フライ級王座戦を挙げた。

 今後はボクシングの枠にとどまらず、新たなステージでの活躍に意欲をみせる。歌唱力に定評のある大毅は結婚式でピアノを演奏してくれた“7本指のピアニスト”西川悟平氏(41)に刺激を受けたことを告白。さらに「哲学の本とか読みたい」と意味深なメッセージも放った。まずは夫人と世界を周遊して、着想をわかせるという。「浪速乃弁慶」のイメージは180度変わりそうだ。