生意気なアイツを潰せ! ボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏が主催するイベント「3150ファイトvol.3」(14日、エディオンアリーナ大阪)後に行われる「Abemaスペシャルマッチ」で、皇治(33)と対戦するヒロキング(29)が〝恩師〟の亀田史郎氏から抹殺指令を送られた。

 このキックボクサーとプロボクサーによる異色エキシビション戦は一時開催そのものが危ぶまれたものの、主催者サイドによれば日本ボクシングコミッション(JBC)からも容認され、予定通り行われるとのこと。試合はボクシングに準じたルールで行われることが濃厚で、注目決戦を前にヒロキングは連日、激しい練習を敢行中だ。

 その様子は興毅氏の公式ユーチューブチャンネル「亀田興毅×亀田大毅の3150チャンネル」でも、元WBO世界フェザー級1位の大沢宏晋との激しいスパーリングが公開されている。
 
 そんなヒロキングに激熱指令を送っているのが亀田三兄弟の父・史郎氏だ。もともとヒロキングは史郎氏のユーチューブ企画でボクシングを本格スタートし、プロテストに合格。その薫陶を受けた正真正銘のまな弟子は、今回の試合に向けて「ボクシング経験もないヤツに勘違いさせるな。なめられたらアカン。違いをわからせろ。潰したれ」と言葉を送られたのだという。

 くじ引きで対戦を決めた先月22日の会見で、皇治からは「おもろない」などと見下された末に、「あいつには何にも感じひん」などと切り捨てられた。そのぶしつけな態度に史郎氏も激怒りしているわけだ。

 師の言葉を受けてヒロキングも「あの時は俺も勘違いがあっただけや。会見ではいろいろ気にしてたけど、今回、ボクシングは全く関係ないやんけ。だったら俺も殺しにいきますよ。何が〝ハンペン〟やねん。お前こそハンパモンやないか」とまくしたてた。


 試合を約1週間後に控え、漂い始めた不穏な空気。ただならぬエキシビション戦になることは間違いなさそうだ…。