圧巻の内容でプロデビュー戦を果たした。ボクシングで史上初の高校8冠を含むアマ10冠の実績を持つ今永虎雅(たいが=22、大橋)が29日、東京・後楽園ホール)で62キロ契約6回戦のプロ初戦に臨み、浜崎隆広(36=仲里)を2ラウンド(R)KOで打ち破った。

 今永は1Rから相手に隙を与えず、積極的に攻め込んだ。2Rではさらにギアを上げ、強烈な左ストレートでダウンを奪取。その後に右フックで2度目のダウンを奪ったところで相手陣営が棄権した。

 デビュー戦で完勝した今永はリング上で「めちゃめちゃ緊張しました。プロとアマは違うものだと思ってました。自分のやってきたことを出すだけだと考えてました」と安堵の表情。「自分のボクシングがあまりできず、勉強になりました。世界の強豪たちと戦えるように、もっと練習します」と今後へ向けてさらなるレベルアップを誓った。