WBAスーパー&IBF同級統一王者の井上尚弥(29=大橋)とWBC同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)の3団体統一戦(7日、さいたまスーパーアリーナ)を翌日に控え、両陣営とも対決モードに突入している。

 前日計量が行われた6日、両者は約15秒のフェースオフで視線を合わせた。その後、井上は主催者を通して「楽しみです。ドネアも調子良さそうですし、こんなにワクワクする試合は久しぶりなので、明日は思う存分、暴れたい」とコメント。現在のコンディションについては「本当に100点。かなりよく仕上がったので、この後のリカバリーもしっかりやって、当日を迎えたい」と伝え、ドネアに対しては「これがラストマッチのような、意気込みや気迫を感じたので、自分もそれ以上にしっかりと気を引き締めてという気持ちになりました」と表現した。

 一方、ドネアも「コンディションはバッチリ。水分補給もしっかりできました。最高の気分、明日が楽しみだ」と万全の様子。井上については「リングの中以外で彼がどう見えるかなどは気にならない。井上が何を言っても、何をしても、どう見えても関係ない。僕が気になるのはリングの中にいる井上だけ」と発信した。