元2階級王者の八重樫東(32=大橋)が1日、東京・大田区総合体育館でスーパーフライ級8回戦に臨み、ソンセーンレック・ポスワンジム(31=タイ)に2R2分5秒TKO勝利を収めて再起を飾った。
 
 昨年9月と大みそかの世界戦2連敗で一時は引退も考えたという八重樫だが、この日は1Rに右カウンターでダウンを奪うなど圧倒的な強さを見せる。続く2Rにも強烈な右フックをヒットさせあっという間に試合を終わらせた。
 
 試合後は「もう一度、世界王者になるというスタートラインに今日立てたと思う」と安堵の表情。今後はスーパーフライとフライの両階級で世界戦のチャンスを狙っていく。
 
 陣営はWBA世界フライ級王者の井岡一翔(26=井岡)への挑戦を視野に入れており、八重樫も「盛り上がるならやりたいですね」と意欲を見せた。