村田諒太 ゴロフキン戦延期を〝恋愛〟にたとえ「振られた時と同じ…今は頑張っている」

2022年01月12日 18時29分

巨大なバースデーケーキを贈られ笑みを見せた村田諒太(東スポWeb)
巨大なバースデーケーキを贈られ笑みを見せた村田諒太(東スポWeb)

 ボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(帝拳)が12日、東京・神楽坂の帝拳ジムで取材対応を行った。この日は36歳のバースデー。巨大な誕生日ケーキをプレゼントされ、報道陣の前でロウソクを消して照れ笑いを浮かべた。

 その後はスパーリングで汗を流し、充実した一日を過ごした。

 だが、年末年始はモヤモヤした気持ちを引きずった。昨年12月29日に予定されていたIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との王座統一戦は新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大により延期。一時は2月開催が模索されたが、さらに遅れて現在は4月をめどに調整されている。

 世紀の一戦が流れてしまった昨年を「形容しがたい年だった」と表現しつつ「待ちに待ったし、試合ができる選手をうらやましいと思う気持ちもありました。いろんな我慢、自分の感情への気づきもあった」と振り返った。ここに来るまで幾度も心の浮き沈みがあったといい、村田はその感情の起伏を「恋愛トーク」でたとえた。

「男性的な心の経過だと思うんですけど、最初は反骨心や反発心があって逆に頑張れた。その時期が1週間から10日続いた結果、疲れてきて、試合がない現実に目の当たりにして心が落ちてしまった。また1週間たつとボチボチ頑張っていこうと思えた。恋愛もそうでしょ? 振られた経験と同じ。女性は先に落ち込んで、そこから復活しますが、男は最初の反発期に頑張って、現実を見た瞬間に落ち、でも徐々にまた頑張れる」

 ゴロフキン戦の延期はまさに「失恋」だった。「喪失的な出来事があった時の感情、人間のアクションの起こし方って相違ない」と悟った村田は、少年時代にような気持ちの波をへて「今はだいぶ平常に戻って頑張っている時期です」と笑った。

 春になってコロナが終息すれば〝最愛〟のゴロフキンと戦える。そんな希望を胸に今、立ち上がろうとしている。

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