決勝進出の入江聖奈 周囲の注目も「自分が自意識過剰? 大してみんな見ていないと思う」

2021年11月27日 12時30分

準決勝の勝利後にファイティングポーズの入江聖奈(東スポWeb)
準決勝の勝利後にファイティングポーズの入江聖奈(東スポWeb)

 やっぱり強かった! ボクシングの全日本選手権4日目(27日、東京・墨田区総合体育館)、今大会の主役を担う東京五輪女子フェザー級金メダルの入江聖奈(21=日体大)が第1試合に登場。同級準決勝で美坂穂香(青森大)を2回レフェリーストップコンテスト(RSC)で勝利し、決勝進出を果たした。

 勝った瞬間、安堵の表情を浮かべた。試合直後、日本女子初の五輪金メダリストとして重圧を感じた日々をこう明かした。

「一昨日の夜くらいからドキドキしていました。昨日の夜は羊を96匹まで数えながら寝て、メッチャ緊張していたんですけど、何とか勝てて良かったです」
 ボクシングの内容も抜群だった。「誰にも負けない左ジャブ」が光った上に、2Rでは意識的に取り組んできたボディーが決まった。試合を振り返った入江は「1R目は緊張し過ぎてボディーを打つ余裕はなかったんですが、インターバルの時に監督から『ちゃんと打って』と言われた。意識するようになったらコンビネーションが効果的に決まったので良かったです」と満足げ。RSCという結果以上に「ボディーを打てたことがうれしかった」と笑顔を見せた。

 今大会はポスターやパンフレットで〝センター〟を担う。五輪後はメディア出演で多忙な時期を送り、街を歩けば声をかけられる日々。しかし、入江は浮足立つ様子はない。
「どうなんですかね。自分が自意識過剰になっているだけかと思うんですけど、やっぱり見られているのかな。でも、大してみんな見ていないと思うので、いつも通りに決勝戦も頑張りたいです」

 全日本制覇まであと1勝。タイトルへの思いを問われると「ちょっとカッコ良くいったら、世界に羽ばたくまでのスタート地点だと思っています。ここを取らないと国際大会にも派遣してもらえない。何がなんでも取るぞって気持ちで頑張りたいです」と気合を込めた。

 決勝へ向けて「謙虚に頑張っていきたい」と口にし、取材終了後には報道陣にキッチリ頭を下げて「お忙しい中、ありがとうございました」とお礼を言うことも忘れない。28日の決勝ではどんなパフォーマンスを見せてくれるか。

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