準備は整った。ボクシングIBF世界スーパーフェザー級3位の尾川堅一(33=帝拳)が大一番に向け意気込みを示した。

 同級2位アジンガ・フジレ(南アフリカ)とのIBF世界同級王座決定戦(27日=日本時間28日、米ニューヨーク・マジソンスクエア・ガーデン・フルシアター)を翌日に控え、前日計量に臨んだ尾川は、上限を300グラム下回る約58・6キロでクリア。フジレも58・7キロでパスした。

 計量後にはフジレと約20秒のフェースオフを行い闘志をみなぎらせた尾川は「無事に計量が終わりました。今回はニューヨークに入っても常に状態が良いと言ってきましたが、身体の疲労感もなく、最後まで調子良かったです」と手応えを口にした。、

 2017年12月以来、4年ぶりとなる待望の世界戦のチャンスに向け「あとはこれから食べて飲んで、どれだけ身体が吸収、回復してくれるかというところです。今は食事も楽しみですが、明日の試合も本当に楽しみです」と決戦を心待ちにした。