ボクシング世界選手権(セルビア・ベオグラード)で、バンタム級の坪井智也(25=自衛隊)とともに日本勢初の優勝を遂げたウエルター級の岡沢セオン(25=INSPA)が11日、オンラインで会見に臨んだ。

 快挙を成し遂げ凱旋帰国。現在、隔離先に滞在中とあって「最初に食べたのはカップラーメン。チャンピオンの生活という感じではないが、たくさんの方が喜んでくれているのでうれしい」と笑顔を見せた。

 今大会は先に坪井が優勝した。「みなさん、日本人同時優勝と言ってくださってありがとうございます」と冗談を飛ばした岡沢。「日本勢2番目なので、少し悔しいところはあるが、坪井選手がいなかったら、自分の優勝はなかった。最初のプレッシャーがありながら勝って、自分にいいバトンを送ってくれた。坪井選手がいての自分だなと思う」と、同世代の仲間に感謝の気持ちを述べた。

 今後の目標は2024年パリ五輪での金メダル。「もっと見ている人に安心して見てもらえる大会にしたい。5―0フルマークで勝てる圧倒的な選手になりたい」と抱負。さらなる高みを目指す。