WBAから亀田興毅(28)と指名試合を行うように指示されたWBA世界スーパーフライ級王者の河野公平(34)について、所属のワタナベジム・渡辺均会長(65)は10日、結論を急がないとの方針を明らかにした。

 WBAが設定した交渉期間は30日間で、合意に至らない場合は興行権の入札が行われる。だが、ワタナベジムでは5月にも予定される同スーパーフェザー級王者・内山高志(35)と同ライトフライ級王者・田口良一(28)の防衛戦に向け、対戦相手との交渉が最終段階に入っている。渡辺会長はこれを優先させるという。

 亀田ジムは日本ボクシングコミッション(JBC)から事実上の資格剥奪処分を受けているため、興毅は国内で試合ができない状態が続いている。