元K―1ワールドGPスーパーバンタム級王者の武居由樹(25=大橋)が、〝モンスター〟と初競演だ。

 大橋ジムは29日、所属のWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥がアラン・ディパエン(タイ)を迎えて防衛戦(12月14日、両国国技館)を行うことを正式発表。武居はその前座カードとして、55キロ契約の8回戦で、今村和寛(本田)と対戦することが発表された。

 今年3月に高井一憲(中日)を1ラウンド(R)TKO下しボクシングデビューを飾った武居は、9月の竹田梓(高崎)との2戦目も1RTKO勝利。元K―1王者の名に恥じない圧倒的な強さを見せてきた。試合後には大橋秀行会長が次戦は間隔をあける意向を見せていたが、早々の登場となった。

 ボクシング転向3戦目にして、同じ興行で井上と初めて〝競演〟することになった武居は、自身のツイッターを更新し「プロボクサーとしてまた両国に帰ってくることができました! メインは尚弥さんですが僕なりにバチッと盛り上げます!」と闘志をあふれさせた。

 相手の今村の戦績は3戦で2勝(1KO)1引き分け。昨年11月にはスーパーバンタム級8回戦で元WBC世界バンタム級王者の辰吉丈一郎(50)の次男・寿以輝(大阪帝拳)と対戦。試合は負傷引き分けとなっていた。