ボクシングプロデビュー戦KO勝ち 輪島功一の孫・磯谷大心「意識するのは赤井英五郎選手」

2021年10月23日 11時30分

磯谷はさわやかな笑顔を向けた(東スポWeb)
磯谷はさわやかな笑顔を向けた(東スポWeb)

“炎の男”と呼ばれた元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者の輪島功一氏(78)の孫として鮮烈デビューを飾ったのが磯谷大心(20=輪島功一スポーツジム)だ。父と叔父も元プロボクサーというサラブレッドとして注目を集めた14日の後楽園大会では、1ラウンド(R)TKO勝利。長身でスラリとした手足、端正な顔立ちも相まって早くもニュースターの予感が漂う。本紙の直撃に“輪島の孫”としての覚悟を激白した。

 ――デビュー戦の反響は

 磯谷 ネットとか新聞で取り上げられて、いいスタートになったかなと思います。デビュー戦だったんで、もう少し試合を体験し感覚をつかみたかったのもあります。硬くなったりと反省点もあったので、次は(修正)できるようにしたい。

 ――注目されてプレッシャーも大きかった

 磯谷 デビュー戦というだけでも緊張していたのに加えて「輪島の孫」という期待もあった。それに応えたいという重圧はありました。

 ――輪島氏の孫という“肩書”はどう感じる

 磯谷 そこは最初から分かっていたことなんで仕方ない。それを自分なりにどう使えるか。結果を出せばどんどん注目してもらえます。それで早く「磯谷大心」として見てもらいたいです。

 ――試合後の輪島氏は「早すぎて面白くねえよ」と評した。祝福の言葉などは

 磯谷 特別にというのはなかったけど「おめでとう」と言われました。

 ――輪島氏が世界王者だったことはいつから認識していたか

 磯谷 ボクシングをやり始めてからです。その前は、ただおじいちゃんというだけだったんで。

 ――どんなおじいちゃんだった

 磯谷 小学生の時くらいまで、近所なんでほぼ毎日おじいちゃんの家に帰っていたんですよ。遊んでもらうというよりは、子供たちが遊んでいるのを見ているという感じでした。ボクシングを始める時は「本当にやるのか? なら毎日しっかり走れよ」と。元世界王者が言うことですからね。

 ――輪島氏は現役時代「カエル跳びパンチ」「あっち向いてホイパンチ」などで盛り上げた

 磯谷 聞いたことがあります。(ここで父和広氏からの「あれやれよ」との声に対し)あんまり練習はしてないけど…。余裕があればですね。

 ――試合で実践すれば再びクローズアップされる

 磯谷 メディアの人が喜びそうです。話題にはなりますね(笑い)。

 ――今後はまずは新人王を

 磯谷 その前にもう2戦くらいしたいなと思っていますが、新人王は取りたいです。そこを取るかどうかで計画が変わってくるんで。その先は日本、地域(タイトル)。そして世界が目標です。

 ――井上尚弥(大橋)のようなボクサーを目指したいと

 磯谷 基本を大事にしていて、見ていて負けることがまるで想像できないじゃないですか。それがすごい。(練習では)基本を大事に。あと距離感とディフェンスを常に大事にやっています。

 ――他に意識するボクサーはいるか

 磯谷(元プロボクサーで俳優・赤井英和の長男)赤井英五郎選手(帝拳)。同じような感じで注目されていて、自分も客観的に見たらこんなふうに注目されているのかなって。(1RTKO負けの赤井のデビュー戦を見て)そういうこともあり得ると思ってデビュー戦に向けて気を引き締め直しましたし、気持ちの整理もできました。まずは新人王ですね!

 ☆いそたに・たいしん 2001年7月4日生まれ。東京・三鷹市出身。祖父は元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者の輪島功一氏。母は輪島氏の長女大子さん、父は元プロボクサーでトレーナーの和広氏。幼稚園から高校まではサッカーを続ける。高校卒業後に本格的にボクシングを始め、20年10月、プロテストに合格。身長182センチの右ボクサーファイター。

関連タグ:
 

ピックアップ