さんまさんもびっくりや! ボクシングWBOアジアパシフィック&日本スーパーライト級王座決定戦が19日に東京・後楽園ホールで行われ、IBF世界スーパーライト級6位の平岡アンディ(25=大橋)が、日本同級ユース王者の佐々木尽(20=八王子中屋)を11ラウンド(R)、TKOで下し、新王者となった。

 米大手「トップランク」と契約し、米ラスベガスでも試合経験がある平岡は初のタイトル挑戦だったが、リングサイドには中継のゲスト解説として関根勤が来場。10歳の頃に気弱なボクシング少年としてテレビ番組「さんまのスーパーからくりTV」に出演した時から、旧知の関根に成長した姿を見せるべく序盤から左右のフック、アッパーの連打を仕掛けた。

 その後も相手のパンチを鮮やかに空転させながら的確なジャブ、多彩なコンビネーションで7Rに2度ダウンを奪う。最後は右アッパーで勝利となった。

 試合後は関根から「さんまさんにもメールするよ。あの泣き虫だった少年はもうどこにもいなかった」とたたえられた。

 平岡は世界王者を目標に掲げる中で「世界王者となったら、またテレビで共演したいです」と熱望。関根からは「いいですね。『スーパーからくりTVリボーン』っていうのを特別枠でね。さんまさんとやりたいですよね」と確約を取りつけた。