メイウェザーvsパッキャオ 700万円チケット15分完売

2015年02月25日 16時00分

 5月2日に米国ネバダ州ラスベガスで開催されるボクシングの5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(38=米国)VS6階級制覇王者マニー・パッキャオ(36=フィリピン)のチケットがわずか15分で完売となった。2人のファイトマネーの合計が4億ドル(約480億円)といわれる世紀の対決に向けた“狂騒曲”が早くも始まった――。

 

 やはり「ボクシング史上最高の試合」への関心の高さは想像を超えるものだった。チケット発売開始は米国時間の23日。会場は1万6800人収容のMGMグランドホテルのガーデンアリーナで、最も低価格のカテゴリーでも4000ドル(約48万円)。英国のチケット取扱業者のサイトではリングサイド席に3万8000ポンド(約700万円)の値がつけられた。一般人はなかなか手が出にくい破格の値段だが、売り切れまでにわずか15分しかかからなかった。

 

 ボクシングにかかわらず、こうしたビッグイベントでは様々な有名人を招待して雰囲気を華やかにするのが恒例。だがパッキャオをマネジメントするトップランク社のドン、ボブ・アラム氏(83)は「無料の招待券は1枚もない」と言うほどのプラチナチケットとなっている。

 

 こうなることは容易に予想できた。そのためアラム氏は当初、このメガマッチをテキサス州アーリントンにある、NFL(米プロアメフットボール)カウボーイズの本拠地で、10万5000人が収容できるカウボーイズ・スタジアムで開催することを希望していたという。同スタジアムでは2010年3月にパッキャオ対ジョシュア・クロッティ(37=ガーナ)のWBO世界ウエルター級戦が行われ、この時は4万1843人の観客を集めた実績がある。

 

 10万人をフルに入れると、最も遠い席からだと選手の判別が不可能になる恐れがある。とはいえ、MGMより大幅に観客数を増やすことができるのがアラム氏の狙いだったが、メイウェザー側の希望でラスベガスでの開催となった。

 

 米メディアの報道によると、2人のファイトマネーの合計額は4億ドル(約480億円)で、メイウェザーの取り分が60%の2億4000万ドル(約288億円)で、パッキャオが40%の1億6000万ドル(約192億円)になるという。

 

 両者は2009年に初めて対戦交渉が行われながら「ドーピングテストの方法」を巡る主張が食い違うなどの理由でこれまで実現しなかった。

 

 もう一つ大きな障害となったのが、両者が契約するテレビ局の問題。だが、パッキャオ側の「HBO」とメイウェザー側の「ショータイム」が同時に生中継することで解決。ライバル局が同じ試合を同時放送するのは、02年のWBC、IBFヘビー級戦でのレノックス・ルイス(49=英国、HBO)対マイク・タイソン(48=米国、ショータイム)以来のことだ。

 

 入場順やグローブの選択権を得たメイウェザーが「歴史をつくる」と宣言すれば、パッキャオは「歴史的なイベントに参加できて光栄だ」。空前絶後のビッグマッチはどんな結末になるのか。

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