陥落・寺地拳四朗の今後を実父が語る “コロナ影響説”はきっぱり否定

2021年09月24日 05時15分

矢吹(右)に王座を明け渡した拳四朗
矢吹(右)に王座を明け渡した拳四朗

 今後はどうなる? 前WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(29=BMB)は22日のV9戦(京都市体育館)で挑戦者の矢吹正道(29=緑)に10ラウンド(R)TKO負け。2017年5月から4年4か月にわたって守ってきた王座から転落した。目標に掲げていた、元WBA同級王者・具志堅用高氏の国内連続防衛記録V13超えも霧散した。

 実父で所属ジム会長の寺地永氏は、ジャブで組み立てる本来のスタイルで優位に試合を進めながらポイントに反映されなかった採点に解せない思いを抱いている。ただ、新王者については「結果的には、粘って逆襲した矢吹選手は強かったと思う」と素直に実力を認めた。寺地氏によると、拳四朗が試合中にカットした右目上の傷は10針以上縫ったという。「それほど会話はできなかったが、体のダメージより本当に精神的なダメージが深い感じだった」と試合後の様子を語った。

 一部では敗因に新型コロナウイルス感染明けによる調整不良が挙げられている。しかし、寺地氏は「勝負というのは常に体調が100%で戦えることなんてめったにない。僕も現役のころは傷が治り切っていない状態でリングに上がったこともある。たとえ50%でも、それ以上の力を出して勝っていくのが使命だと思っている」と〝的外れな意見〟と斬り捨てた。

 今後については「あくまでも僕の意見として、ライトフライ級では目標が途絶えてしまったんで残る必要もなくなった。でも(矢吹との)リマッチに関しては考えどころ。ただ、それも本人のモチベーション次第」とした。それでも、やはり再起を願う本心は隠せず「本人は悔しい思いしかないと思うが、8回も防衛できたこと自体は誇りに思う。立ち上がってほしい」と口にした。拳四朗は再びリングでその雄姿を見せるのか。

関連タグ: