「自国民にアンフェア」ボクシングの“タトゥー禁止ルール”改正はあるか?

2021年09月02日 05時15分

パンチを放つ井岡一翔(右)ファンデーションも汗で落ちてしまった(代表撮影)

 井岡一翔はV2戦でタトゥーが露出しJBCから厳重注意を受けた。この日もJBC立ち会いのもとでファンデーションを施したが、汗で薄れ「試合が終わったら全部取れてました」(一翔)。

 タトゥーを禁ずるJBCルールの適用は日本ジム所属選手のみのため、対戦相手のフランシスコ・ロドリゲス・ジュニア(メキシコ)は対象外だった。日本では偏見が根強いが、海外ではタトゥーを入れたボクサーが珍しくない。JBC関係者は本紙の取材に「考えてみれば自国民にアンフェアなルール。職員の中でも『あんなルールを外した方がいい』という人がいる」と検討を要する問題であることを明かした。

 ただしルールを改正する場合、あくまで一翔のトラブルを受けての対応ではなく、しかるべき理由が必要となる。そのため「年末の件で(改正の議論が)ちょっとしにくくなってしまった部分はある」という。

 またJBCのずさんな管理が問題となったドーピング検査に関しては今回、専門機関に委託して精密検査が行われた。今後はより高度な検査体制確立を目指している。

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