WBA新王者・田口“イケメン路線”を拒否

2015年01月15日 16時00分

品川区の浜野区長(右)にベルトを披露した田口。左は渡辺会長

 WBA世界ライトフライ級の新王者となった田口良一(28=ワタナベ)が、所属ジムの渡辺均会長(65)が画策した“イケメン路線”をキッパリ拒否した。

 

 昨年大みそかには、王者アルベルト・ロセル(39=ペルー)から2度のダウンを奪い、3―0の大差判定勝ち。世界初挑戦で見事にベルトを手にした。

 

「KOダイナマイト」ことWBA世界スーパーフェザー級の内山高志(35)、同スーパーフライ級の河野公平(34)に続く、ジムで3人目の男子世界王者。同じく大みそかにV9を達成した内山の絶対王者ぶりはいまさら説明する必要もなく、河野も亀田興毅(28)との対戦が浮上して大きな話題となった。

 

 最後発で最軽量となると、どうしても偉大な先輩王者に比べて存在が薄くなりがち。そこで渡辺会長は甘いマスクをセールスポイントにした「イケメン王者」で売り出すことを考えた。ところが、田口はこの提案をキッパリ断った。本来のボクシングだけに集中することを希望したからだ。

 

 都内の高校を卒業した後はアルバイトをしながらジム通い。渡辺会長は「就職難だったんだろうな」と解釈していたが、これもボクシングに専念するためだったという。

 

 世界王者となって約2週間。田口は「毎日祝勝会です。おいしいものを食べさせてもらって、日本王者の時と100倍ぐらい違う」と話しながらも「4日ぐらいからロードワークを始めて、体重も53キロです」。この真摯な姿勢で結果を出していけば「イケメン」で売り出さなくても、人気はあとからついてくる!?