元WBA世界ミニマム級&前WBC世界フライ級王者の八重樫東(31=大橋)は3階級制覇に向け“コソ泥化指令”を遂行する。

 八重樫は1階級下げてWBC世界ライトフライ級王座決定戦で同級1位のペドロ・ゲバラ(25=メキシコ)と激突する。ゲバラは弁護士資格も持つ頭脳派イケメン。対する八重樫はその風貌を、大橋秀行会長から「コソ泥」と引き合いに出される不遇を味わった。

 この日、都内で行われた予備検診では大橋会長から「ごめんな、盛り上げるためだ」と冗談交じりに謝罪された八重樫だったが「相手の経歴? 素晴らしいですね。僕とは対照的。そういう相手と拳を交える機会もそうない。判定でも(勝利を)かすめ取れるように…」とニヤリ。ここまで来たら真のコソ泥になってでもベルトを奪うつもりだ。