東京五輪ボクシング男子フライ級の田中亮明(27=岐阜・中京高教)に、プロ3階級制覇王者の実績を誇る弟の田中恒成(26=畑中)が猛ゲキを飛ばした。

 3日に行われた準々決勝でユベルヘンエルネイ・マルティネスリバス(コロンビア)に判定勝利。3位決定戦がないため、同級では1960年ローマ五輪銅メダルの田中清以来、61年ぶりとなるメダルが確定した。

 そんな偉業を成し遂げた兄の姿に、恒成はすぐに自身のツイッターで「準々決勝勝利でメダル確定!!」とツイート。

 また所属ジムを通じて「とても良い試合でした。1R負けていて、2R3R巻き返すことは地力がないとできないこと。メダルのかかった試合で相手のマルチネス選手が兄のために退場時にロープをあげてくれたところが素晴らしかったし、オリンピックの良いところだと思う」とコメント。さらに「次があります。『まだ終わってないよ』って言いたいですね」と頂点に到達するまで気を引き締めるようエールを送った。