ボクシングの女子フェザー級準々決勝(28日、両国国技館)で、入江聖奈(20=日体大)はマリアクラウディア・ネクタ(ルーマニア)に3―2で判定勝ちして31日の準決勝進出を決めた。3位決定戦がないため、日本女子初のメダルが確定した。ボクシング女子は2012年ロンドン大会から採用された。日本勢は今回が初出場で、いきなり快挙をやってのけた。

 入江は「(小学2年で)ボクシングを始めてから13年間の努力が報われた。女子ボクシングを有名にしたくて、いろいろ知っていただきたくてやってきた。少しは貢献できたかな」と感慨深げ。「(メダル確定で)5ミリくらい歴史の扉が開いたと思う。金メダルで全開です」と頂点へ向けて意気込んだ。