「井上尚弥の2階級制覇100%」5階級王者ドネアが保証

2014年11月26日 16時00分

熱心に指導するドネア(右)は井上の勝利を確信した

 ボクシングの5階級制覇王者ノニト・ドネア(32=フィリピン)が“怪物”の2階級制覇を確信した。横浜市内の大橋ジムで、WBO世界スーパーフライ級王座に挑戦する井上尚弥(21)と合同トレーニングを実施。世界屈指のスターは井上に積極的なアドバイスを送り、本紙の直撃にも井上の勝率を「100%」と明言した。

 

 井上は12月30日(東京体育館)、WBO世界スーパーフライ級王者のオマール・ナルバエス(39=アルゼンチン)に挑戦する。プロ46戦で敗戦はわずかに「1」という最強の王者。その唯一の黒星をつけたドネアと合同練習を行った。

 

 2011年10月の対戦では3人のジャッジ全員がフルマークをつける完璧な判定勝ちを収めたドネアは、ナルバエスの特徴やクセ、さらに対処法についても丁寧に指導した。井上のスパーリングを見守ると、トレーナーを務める父の真吾さん(42)に対しても「やるべきことは分かっている」との賛辞を贈った。

 

 ドネアは初めて見た井上のスキルについて「右ストレートとアッパーが素晴らしい」と絶賛。ナルバエス戦に向け「自分の距離をキープして戦うことが大事。相手はベテランなので倒すのは難しいかもしれないけど、スキを見つけて勝つと思う」と話した。

 

 井上が「勝つ」確率はどれほど高いのか。本紙がドネアに直撃すると真顔で「ハイパーセンテージ」と返答。さらに「それは50%? 60%? それとも70%なのか?」という質問には「ノー、ノー。90から100に近いパーセンテージだ」と明言した。

 

 さらには試合まであと約1か月あることを前置きしたうえで「その数字(勝率)はもっとアップする可能性はあるね」と断言。これはもう「100%保証」に等しい評価だろう。Lフライ級からSフライ級への“飛び級”についても「若くて体が成長しているのだから普通のことだと思う」と肯定した。

 

 憧れの人に太鼓判を押してもらった井上は「世界のトップの人に、どう戦えばいいのか言ってもらえたのを突破口にしたい」と笑顔。2階級制覇に大きな自信をつけた。