WBC王者ロマゴンが井上尚弥を一刀両断

2014年11月14日 16時00分

ローマン・ゴンザレスが井上を一刀両断

 WBC世界フライ級王者のローマン・ゴンサレス(27=ニカラグア)が13日、前WBCライトフライ級王者・井上尚弥(21=大橋)への対抗心をあらわにした。

 

 ロマゴンはこの日、ロッキー・フェンテス(28=フィリピン)との初防衛戦(22日、横浜国際プール)に向けて練習を公開。「日本は第2の母国。キャリア全てを日本でやりたいくらい」と語ったが、かねて対戦が期待される井上は1階級上のスーパーフライ級に転向。それでも「来年は井上とやるかもね」と本紙既報通り4階級制覇を見据えたうえで「井上はアキラ(前WBCフライ級王者の八重樫東)より弱いと思う。ボディーも打たれ弱いし、プレッシャーにも弱い」と分析した。

 

 リップサービスの一環とはいえ、過激な挑発ともとれる発言は珍しい。所属の帝拳ジム・本田明彦会長(67)は「周りにも言われるし、意識はしてるでしょう。究極の戦いはやらなきゃ仕方ない」とその意図を説明し、将来的な“怪物対決”は避けて通れないと断言。圧倒的強さゆえにフライ級では対戦相手を用意することが困難なだけに、来年階級を上げる可能性は高そうだ。本田会長によれば、ロマゴンもSフライ級でいずれかの団体の王座を取ってから、井上との統一戦という青写真が理想的だという。

 

 一気に2階級上げて12月30日にWBO王者オマール・ナルバエス(39=アルゼンチン)に挑戦する井上には、苦戦を予想する声も多い。それでも軽量級最強男が井上に挑発めいた言葉を投げかけたのは“日本の怪物”の実力を高く評価している裏返しと言えそうだ。