村田諒太 ゴルフでつかんだ“力まず勝つ”コツ

2014年11月12日 16時00分

村田(左)は3階級制覇を狙うリナレスとともにKO勝利を誓った

 ロンドン五輪ボクシング金メダリストで、WBC世界ミドル級8位の村田諒太(28=帝拳)が、12月30日に東京体育館でジェシー・ニックロウ(27=米国)とプロ6戦目(10回戦)で対戦することが11日に発表された。9月5日の試合ではプロ転向後、初めてKOを逃したが、次戦に向けてゴルフでKOのコツをつかんだという。

 

 村田は今月4日から10日まで千葉・成田のゴルフ場でキャンプを敢行。ゴルファーがラウンドする前後の早朝と夕方の2回、コースを走り込んだが、その合間に生まれて初めてゴルフクラブを握る機会があった。

 

 多くの人がゴルフを始める前に考えるのと同じように「こんなもん簡単やろ、と思ってました」(村田)。ところが、練習場での人生初スイングは、なんと空振り…。五輪で世界の頂点に立った男が味わう、まさかの屈辱だ。思わず力が入り、左人さし指の付け根にマメができるほど強くグリップして打ち続けたが、ボールは、あらぬ方向に飛ぶばかりだったという。

 

 とはいえ、そこは金メダリストの運動神経。2日目にはナイスショットも出るようになった。村田によれば、その秘訣は「何も考えないで力を抜いて振ると、ビックリするぐらい遠くまで真っすぐ飛ぶもんなんですね」。

 

 図らずも、これはKOと同じ。9月の試合では倒すことを意識しすぎて、最後は息切れのようになった。「ここで(KOを)決めようと思ってはいけないのだな、と」。リングでも、ゴルフで会心のショットをした時と同様に、力まず自然な形で倒すことを目指すという。どのような形で披露されるか注目だ。