1日(日本時間2日)に米イリノイ州シカゴで行われた、ボクシングのWBO世界バンタム級王座統一戦で暫定王者アレハンドロ・エルナンデス(28=メキシコ)を判定で下し、3度目の防衛に成功した王者・亀田和毅(23)が5日、帰国した。
 
 都内で会見を行った和毅は「いい試合ができたし、次はマクドネルとの統一戦がほぼ決定だと思う。ラスベガスでできたらいいな」と、有力視されるWBA同級王者ジェイミー・マクドネル(28=英国)戦に意欲を示した。
 
 エルナンデス戦は有料チャンネル「SHOW TIME」で全米放映され、和毅によれば現地で好評だったという。亀田ジムの騒動以前から、もともと海外志向が強かった和毅。「全部のベルトを取って、向こうでスーパースターになりたいと(プロモーターに)言っている。バンバン試合をしたい」とやる気十分だ。
 
 WBC同級王者・山中慎介(32=帝拳)との対戦については、「相手は誰でもやるし(プロモーターにも)誰とでもやると伝えている。ただ、米国で日本人だけでやっても面白くないと思うし、向こうではマクドネル戦の方が面白いし、そういう試合をやろうと言われている」と、ここでも海外志向を強調した。