亀田和毅 流血で3度目の防衛

2014年11月03日 16時00分

【イリノイ州シカゴ1日(日本時間2日)発】当地のUICパビリオンで行われたWBO世界バンタム級王座統一戦は、正規王者の亀田和毅(23)が暫定王者のアレハンドロ・エルナンデス(28=メキシコ)に2―1で判定勝ちし、3度目の防衛に成功した。和毅は戦績を31戦全勝(19KO)に伸ばした。

 

 身長とスピードで上回る和毅は、左ジャブを有効に使って間合いを取る戦法でエルナンデスを圧倒。至近距離になっても、左右の速い回転打でペースを譲らない。中盤には打ち合いに応じて観客を沸かせた。しかし接近戦で浴びたパンチで9回には左目上から出血。11、12回は失速してクリンチする場面が目立ってポイントを失った。

 

 結果はジャッジ2人が115―113で和毅、1人が113―115でエルナンデス。和毅優勢と思われたが、ポイントは予想以上に割れ2―1の判定で、和毅が王座統一に成功した。

 

「相手も王者だし、簡単にはいかない。目が切れたのも初めて。いい経験になった」。珍しく左目の上を大きく腫らしながら、和毅は神妙な表情で試合を振り返った。次戦はWBA同級正規王者のジェイミー・マクドネル(英国)との統一戦が有力。和毅は「世界で亀田和毅の名前を認めてもらいたい。強いヤツとやりたい」と米国への本格進出へ意欲を新たにした。