メイウェザーvsポール 世紀の大凡戦でもPPV購入数は100万件

2021年06月10日 16時05分

物議を醸したメイウェザー(右)とポールの戦いだが…(ロイター)

 6日(日本時間7日)の元5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(44)と、人気ユーチューバーのローガン・ポール(26=ともに米国)のエキシビションマッチ(フロリダ州ハードロック・スタジアム)のPPV購入数が100万件に上ることになるという。

 この試合は米テレビ局「ショータイム」がPPV方式で中継。米メディア「ボクシングシーン」によると、まだ試合が終わって間もない段階ながら「業界関係者によると、米国内で少なくとも100万件(またはそれ以上)の購入があったことが見込まれている。2015年に(ショータイムが)ストリーミングサービスを開始して以来、(試合が行われた)日曜日は一日で最大の新規加入者数を記録したとのこと」と伝えている。

 メイウェザーのネームバリュー、ユーチューブ登録者数2300万以上を抱えるポール、当初予定の2月からの延期、公式記者会見での大乱闘と話題性抜群だったこの試合。これまで200万件以上を複数回記録してきたメイウェザーにとって多いか少ないかは別として、試合内容は大凡戦だったが100万件ならばビジネス面では間違いなく大成功だったといえるだろう。

 米メディア「ボクシングインサイダー」はその背景を分析。同じく100万件以上を記録したポールの弟、ジェイク(24=米国)の4月の試合(元UFCファイターのベン・アスクレン戦)を引き合いに指摘した。

「ポール兄弟は、メイウェザーや(UFCの元2階級王者の)コナー・マクレガーのようなファイターが先に学んだ成功の鍵を見つけた。それはヒールを演じること。人々は、悪者が報いを受けるのを見るのが好きで、それを期待して大金をはたくのだ。彼らがトップファイターとどのように戦うのか、その点は誰も気にしていないようだ」

 試合内容の濃密さではなく、悪役がどう打ちのめされるかが関心を集めるのであり、炎上系ユーチューバーのポール兄弟の戦略は見事にはまっているという。素人ボクサーのエキシビションマッチがこのまま確固たる地位を確立してしまうのだろうか。

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