【ボクシング】メイウェザーは人気ユーチューバーをKOできず クリンチで逃げ切られる

2021年06月07日 13時44分

メイウェザー(左)がポールのパンチを浴びることはなかったが…(ロイター=USA TODAY)

 ボクシング元5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(44)が6日(日本時間7日)、フロリダ州ハードロック・スタジアムで人気ユーチューバーのローガン・ポール(26=ともに米国)とのエキシビションマッチ8回戦に臨んだが、決着をつけることはできなかった。

 時折笑みを浮かべ、リングインの際には右手を高々と掲げるなど余裕を見せるポールに対し、メイウェザーはマスク越しでも引き締まった表情をうかがわせ、淡々と入場した。

 身長で15センチ、体重で15キロ以上の体格差が、リング上で一層際立つ中、序盤は手数を抑え、距離を取りながら様子見。1ラウンド(R)終了間際にはポールの、体格にモノを言わせたラッシュをガードでしのぐ。

 しかしボディーに左ジャブを繰り出すなど、徐々に攻略法を見いだすと、4Rにはポールの打ち下ろしの右をかいくぐり、コーナーに追い詰めるなど主導権を握った。

 後半は右ストレートをまともに炸裂させるなど一方的な展開。メイウェザーの圧力を受け続け、スタミナの消耗が顕著となったポールはパンチをことごとくかわされ、ズルズル後退。ディフェンス面ではクリンチでしのぐしかない状況となり、メイウェザーのKO勝利の予感が漂い始めた。

 だがクリンチを多用するポールに決定的な一発を浴びせられず、結局、試合はそのまま終了。ジャッジが置かれない形式のため、勝敗はつかず。最後まで立ち続けたポールにまたも、右手を高々と上げられてしまった。

 当初は2月に設定されていたが諸事情で延期。ようやく開催にこぎつけた一戦は、事前の公式記者会見の大乱闘も相まって話題性抜群だったが、期待通りのKO決着とはならなかった。 

 それでも試合後は「こんな若い人とスキルを発揮して戦えて楽しかった。タフな相手だったが、ファンの皆さんが楽しんだのならうれしい」と充実の表情。今後については「先のことは分からない。チームのみんなと相談する」と語るにとどめた。

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