WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ(8日=日本時間9日、テキサス州アーリントン)で王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)に挑戦する同級11位の高山勝成(37=寝屋川石田)が、決戦に向け自信をみなぎらせている。

 正式に挑戦が決定したのが試合のわずか3週間前だったこともあり、減量を含めた調整なども急ピッチで進められたが、7日(日本時間8日)の計量は107・6ポンド(約48・8キロ)でパス。調整も順調に進められたようで、高山は米メディア「ファイトニュース」のインタビューで2016年8月以来、約4年9か月ぶり、階級を上げてからは初の世界戦というハンディにも「(昇級で)本当にスピードとパワーがついた。2020年12月に(当時WBC世界同級11位だった)小西伶弥選手とテストマッチとして戦い、かなり良い結果(6ラウンド判定勝利)だったので心配はしていない」と自信を口にした。

 試合前の予想オッズは王者1に対して7~9倍となっているが「全く気にしていない。私がギャンブラーだったら、ソトに賭けるでしょうね(笑い)。ただいくつかの弱点を見つけたので、リング上で見せたい」。

 最後は米国のファンに向けて「ワクワクするようなタイトルマッチをお見せできるように頑張りたい」と意気込んだ。