会場4度キャンセル!どうなる河野vs興毅の夢対決

2014年08月07日 16時00分

亀田戦を待つ河野

 ボクシング3階級制覇王者の亀田興毅(27)とWBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(33)の“ドリームマッチ”は実現するのか。河野の所属するワタナベジムの渡辺均会長(64)は5日、興毅が日本で活動できないため、試合会場の予約とキャンセルを4回も繰り返したことを明かした。年内開催に向け、もはや待ったなしの状況。近日中にWBAから、河野の次戦が相手を選べる「選択試合」になるかの回答がある見通しで、いよいよ最終局面を迎える。

 

「この数日は特に(興毅戦関連の)進展はありません。うちは待つだけです」

 

 渡辺会長は半ばボヤき気味の口調で話した。今年4月、WBAはスーパーフライ級王者の河野にランキング2位、興毅との指名試合を通達。両者とも決戦に向け動きだしたが、亀田側の問題で宙に浮いたままだ。

 

 周知の通り、興毅が所属する亀田ジムは、昨年12月の次男・大毅(25)の「負けても防衛」騒動で、会長が日本ボクシングコミッション(JBC)から除名処分を科され、国内では活動できなくなった。新会長を据えての再出発案も、東日本ボクシング協会が却下。そこで興毅はUNITEDジム(東京)への移籍を決意した。それでも、その可否を判断するヒアリングが実現しておらず、JBCの資格審査委員会の審議がいつになるかメドが立っていない。

 

 マッチメークが進まないのは、あくまで亀田側の事情。河野陣営には何の落ち度もないが、ベルトを統括するWBAから指令を受けている以上、準備は進めなければならない。ところが、舞台裏では河野陣営がシャレにならない事態に…。

 

 当初は8月中の開催を目指し、都内の会場を仮押さえした。だが、新会長却下や興毅のジム移籍がなかなか認められないなど、実現の可能性が消えるたびにキャンセル。結局、会場の予約とキャンセルを繰り返すこと、実に4回にのぼったという。これ以上、同様のことが起きると今後の会場の使用に支障が出かねず、現在は「どこの会場も押さえていません」(渡辺会長)。

 

 興毅が日本で試合ができない理由はすでにWBAにも伝わっているが、河野も11月で34歳になるだけに無駄に過ごせる時間はない。実際、渡辺会長はWBAに興毅戦の前に自由に相手を選べる「選択試合」を挟む許可を求めている(本紙既報)。渡辺会長によれば「あと10日ぐらい、お盆明けぐらいにはWBAから何らかの回答が来ると思います」という。

 

 年内に試合を実現するには、会場の確保やテレビ放送枠(テレビ東京系)の調整も含め、8月中がタイムリミットとみられている。ドリームマッチは実現するのか。WBAからの通達内容が注目される。