ボクシング元世界3階級王者で、「3150ファイトクラブ」の亀田興毅会長(34)が29日、大阪市内の同ジムで会見を開き、初興行の開催を発表した。

 初興行は5月5日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で真正ジムとの共催の形で行われる。メーンには弟で元世界2階級王者の亀田和毅(29)のカードが組まれ、三宅寛典(32=ビッグアーム)と対戦する。

 和毅は2019年7月のWBC世界スーパーバンタム級王座統一戦以来、リングから遠ざかっており、1年10か月ぶりの試合となる。地元・大阪でリングに上がるのは、13年12月のイマヌエル・ナイジャラ(ナミビア)とのWBO世界バンタム級王座初防衛戦以来だ。亀田会長は「久しぶりの試合でしっかりと結果を出してもらって、次につながる試合にしてもらえたら」と期待を寄せた。

 真正ジムの山下正人会長(58)から「知名度もあるし、関西のボクシング界を共に盛り上げたい」とエールを送られた亀田会長だったが、コロナ禍におけるマッチメークの難しさを実感。「右の日本ランカーに声をかけていったが、本当にいてなくてビックリした。マッチメークの難しさを痛感した。初黒星。敗北です。山下会長についていきます」と苦笑いした。