7月3日に約12年半ぶりとなる復帰戦を行うことを発表したボクシングの元世界6階級制覇王者のオスカー・デラホーヤ(48=米国)の対戦相手に、元UFC2階級王者のコナー・マクレガー(32=アイルランド)が浮上した。28日(日本時間29日)に米メディア「ボクシング・シーン」が伝えている。

 2日前に復帰を表明したデラホーヤの相手に〝因縁のファイター〟の名前が挙げられた。

 両者は数年前から「お前の挑戦を受けてやる」(マクレガー)「2ラウンドで倒せる」(デラホーヤ)といった舌戦を繰り広げていたが、デラホーヤが引退状態だったこともあって対戦が実現することはなかった。

 それが「復帰」を正式表明したことで対戦の可能性が出てきたというわけだ。

 マクレガーは2017年にフロイド・メイウェザー(44)とボクシングルールで戦って10ラウンドTKO負けを喫している。

 デラホーヤの復帰戦がボクシングルールなのか、特別ルールによるエキシビションかは未定だが、「ボクシング・シーン」によれば、2月にカリフォルニア州でボクサーライセンスを取得しているとのことなので、メイウェザー戦同様にボクシングルールになる可能性はある。

 メイウェザーVSマクレガー戦は、ペイ・パー・ビュー(PPV)の売り上げた430万件を記録し、両者の収入はメイウェザーが1億ドル(約110億円)。マクレガーも3000万ドル(約33億円)に達したと言われている。

 08年12月にマニー・パッキャオ(42=フィリピン)にTKO負けした後はリングから遠ざかっているデラホーヤのブランクなどを考えるとこれに匹敵する数字は無理としても、それなりのお金を生む興行にはなりそうだ。