【ボクシング】IBF世界Sバンタム級暫定王者・岩佐亮佑が4月に統一戦 勝って「悪童」ネリ退治にも意欲

2021年03月16日 14時39分

岩佐亮佑(代表撮影)

 ボクシングのセレスジムは16日、所属するIBF世界スーパーバンタム級暫定王者の岩佐亮佑(31)が、4月3日にウズベキスタンのタシケントで同級のIBF正規&WBAスーパー王者のムロジョン・アフマダリエフ(26=ウズベキスタン)との王座統一戦に臨むことを発表した。

 勝てば一気に2団体王者。その際はWBC王者の「悪童」ルイス・ネリ(26=メキシコ)退治に名乗り出る。

 2019年12月にニューヨークで暫定王者となった岩佐は、その後のコロナ禍で試合ができない状態が続いていた。

 16日に行われたリモートでの会見では「1年4か月、よく耐えたと思う」と話し、昨年11月に決まりかけたと思われた試合が流れた際には「キャンプに行きました」と明かした。

 先行きが見えない中でもトレーニングに取り組み立派な心意気、と思いきや「四国一周してきました。3泊4日全部車中泊で、思うがままにのんびり移動して、たき火とかしてましたよ」と、キャンプはキャンプでもレクリエーションの方だった。

 もっともこれは小林昭司会長(48)の勧めで、なかなか試合が決まらない状況でたまる一方のストレス解消のために行ったもの。年明けからは本格的な練習を開始して順調に仕上げている。

 完全アウェーとなる試合も米国で2度、英国でも1度経験していることから不安はなし。

 勝てばIBFの正規王座とWBAスーパー王座を手にすることができるが、その先により大きな目標がある。

「ネリとやりたい。あいつをブッ飛ばしたいです」と会見で岩佐は語気を強めた。

 Sバンタム級のWBC王者ネリは、バンタム級時代に山中慎介氏(38)と2度対戦。WBCバンタム級王者だった同氏のV13を阻んだ初対戦(2017年8月)では、ドーピング検査で陽性が発覚。翌年3月の再戦では前日計量でパスできずに王座剥奪されたものの、試合は体重差で圧倒する形でKO勝ちした。

 岩佐は11年3月に当時バンタム級の日本王者だった山中氏に挑戦して敗れたが、この悔しさを糧に世界王者に上り詰めた。

「僕が勝手に思ってるだけですけど、山中さんの意思を継いでいる気持ちがある。ちょうど同じ階級だし、あいつ(ネリ)はいけ好かないので、ブッ倒したい」(岩佐)

「神の左」の敵討ちを誰かにしてほしい、というのは日本のボクシングファンの願い。ぜひともウズベキスタンで勝利して、実現につなげてほしい。

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