WBA世界女子スーパーフライ級タイトルマッチ(7日、後楽園ホール)、王者の藤岡奈穂子(38=竹原&畑山)は同級4位で東洋太平洋王者の川西友子(27=大阪帝拳)を3―0の判定で破ってV1に成功した。

 王者はミニフライ級から3階級上げてベルトを奪取。この日の初防衛戦も10センチ超の身長差で大きなハンディを背負ったが「低く、低く入っていったので、相手もやりにくかったと思う」と意に介さなかった。序盤こそ中間距離で様子をうかがっていたものの、左を有効に使って川西の懐に飛び込んだ。4回にはダウン気味のスリップもあったが、ラスト3ラウンドで全てポイントを奪う猛攻で勝利をモノにした。

 来月18日で39歳となる。藤岡は「今日も息切れしなかったし、スタミナ切れもない。今後はメキシコとかアルゼンチンでも試合をしてみたい」と抱負を語った。